黒猫、白猫 オリジナル・サウンドトラック |
「アンダーグラウンド」に続くエミール・クストリッツァ監督の1998年の第6作目「黒猫・白猫」のサントラです。3-5作品目のサントラを担当したゴラン・ブレゴヴィッチが喧嘩別れしたため参加せず、サントラはクストリッツァ監督自身がメンバーとして参加しているバンド;ノー・スモーキング・オーケストラのネレ・カライリチやその他のメンバーも作ってます(ネレはおそらくこの映画のためだけに新しいユニットを作ったんでしょう、全曲のクレジットが"Written and performed by Black Cat White Cat"となっています)。
映画を観た人ならご存知の通り、バルカン風ブラス・サウンドとロックが融合したNo Smoking Orchestra風の曲もモチロンあるのですが、ヴァイオリンをメインにした曲があったり、ミュゼットの曲があったり、打ち込みのリズムが多用された曲あり、映画のサントラらしく多種多様です。No Smoking Orchestraでは出来ないことをやってみたかったんでしょう。曲自体が十分に魅力的なので、ロマ音楽あたりを好きな人なら、映画を知らなくても楽しめると思います。 |
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ここ近年は一貫して 同じ様な趣向では あるが、「アンダー グラウンド」の様な 作品も観たい。 先ずは「アンダー グラウンド」の再版が 急務。 |
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あの「アンダー・グラウンド」の人だったんですね。
確かに言われてみれば、独特のファンタジックな感覚は共通してますね。 一言で言えばドタバタコメディですけど、ラブストーリーでもあります。 出てくるキャラクターがみんな魅力的ですね。 悪役でさえ、なんか憎めないし、ちょっとエキセントリックなキャラクタの感じとおとぎ話のような色彩はちょっとフェリーニを思わせたりもします。 あとゴッドファーザーが乗ってる車椅子やピンクのトラックの造形はファンタジックでグロテスクでレトロフューチャーな感じ。これはテリー・ギリアムみたい。 死体を使ったブラックなギャグ、牧歌的な風景と女たちのチョッとエロティックな仕草。 一癖ある連中が繰り広げるなんともバカバカしい行動。 期待せずに見ればなんとも素敵な拾物をした感じを味わえるでしょう。 わりと似た顔の人がいるのでちょっと混乱しちゃったのと、わざとらしい演技が鼻に付く部分はありましたが、概ね楽しい作品ですよ。 |
じゃんけん!黒猫 対 白猫 対 カエル 対 天真爛漫 【Rock, Paper, Scissors】
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