BE×BOY(ビーボーイ)CD COLLECTION ハート・ストリングス |
原作未読ですが、亜樹良のりかず先生好きなので、取り敢えず聴いてみました。 購入の決め手は黒田さんが榊の声されてたんで購入に至ったんですが、流石黒田さん! ヤクザ=黒田さんって位ぴったりで良かったです。相手役の遊佐さんも良い声してるのでホスト役がぴったりでした。なかなか良かったと思います。 意外と流れ的にもスムーズで、さらっと聴けるのではないでしょうか。 欲を云えばフリートークが無いのが残念でした。 |
雪が降る (講談社文庫) |
「テロリストのパラソル」からのファンですが、この「雪が降る」は最も好きな作品です。
人間の感情や行動の底にあるものを読み易く、かつ無駄の無い文章で表現しており、 読んで損はないと思います。 読んだ後に貴方は何を感じ取るでしょうか。 勿論、他の作品も優秀作ですよ。 |
テロリストのパラソル (講談社文庫) |
史上初の乱歩賞&直木賞W受賞作ということで読んでみましたが、ハードボイルド系の好きな僕にはハマリ過ぎました。
ちょっと屈折したハードボイルドな主人公は、外見的にはかっこよくないのに、なんやかんやと曲げられない芯を持っていて、結局かっこいい。 かかわる人物たちも手を抜くことなく、とても魅力的に描かれています。 やや飛躍した感のある設定も、エンターテイメント性も盛り込んだハードボイルドと思えば、素直にとても面白いです。 すでにお亡くなりになり、もう新作が発表されないのが、本当に残念です。 |
シリウスの道〈上〉 (文春文庫) |
「ひまわりの祝祭」の絵画、「てのひらの闇」の広告、「蚊トンボ白鬚の冒険」の株取引といった素材を再投入、さらには、酒以外にはホットドッグしか出さないバーを舞台装置として「テロリストのパラソル」の世界観、登場人物に接続する総決算的な作品となっている。「テロリストのパラソル」のアル中バーテンダー島村と著者自身を足して2で割ったような主人公の造形といい、広告業界の内情の踏み込んだ筆致といい、なりふり構わぬ全力投球ぶりは、本書の中の言葉を借りれば“未来永劫”を考えない腹の据わりを感じさせる。退職、癌宣告といった著者の私生活と決して無縁ではないだろう。本著には著者略歴が記載されていないが、本作自体が著者プロファイル、といった趣がある。主人公の38歳という年齢が、藤原伊織本人で言えば「ダックスフントのワープ」でデビューした時期に当たっていることも興味深い。
藤原作品の主人公は、ハードボイルド作品の常としてダンディズムを身につけている。その“美学の中味”には正直辟易する部分もあるのだけれど、“やせがまんの矜持”だけではなく“弱さ”も自覚しているところに共鳴する。主人公は“赤の他人に自分の弱点を無条件に晒すことのできる”人間には結局勝てないと実感している。本書の評価は、弱さを晒さずに現実の虚飾を生きてきた団塊世代(主人公の実年齢と乖離はあるけど)が、「あの時代にもどれるとしたら...」「どんなに貧しくても、あの時代にみんながもどれたらいい」と本音を漏らすことの是非によっても分かれるだろう。 メール、Webといった新しいメディアと電話の使い分け、プレゼン案のディテールのリアリティなどはさすが。吉田修一の「パークライフ」の舞台だった日比谷公園がこの小説でも印象的な場面で使われているが、大手町、銀座からほどない距離のあの場所は、現実から過去への回路なのかもしれない。 |
♪ ゆき葉とみちる デビュー!「冷奴」 歌詞付き
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