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Live at Leeds -Deluxe Edition
 今から15年位前、私がロックを聞き始めた頃、近所のおじさんが「これ、当時はかっこよかったんだぜ!」とプレゼントしてくれたのが、このレコードだったんです。盤はボロボロに磨り減って、ジャケットもこれとは別ににちゃんとしたものが存在するんじゃないかと思っていました。
 若かりし頃のおじさんは、当時、ビニール袋にセメダインを入れて吸いながらこのアルバムを聞いて、とてもハイになっていたそうです。
 因みに、当時のセメダインは今の物とは成分が全く違ったらしいです。今やっても頭が痛くなるだけですから絶対真似しないでください。

 封入されていた日本版レビューを今でも持っているのですが、これがとても面白いんです。
 曲名が全て日本語に訳されていて「若者のブルース」「私の世代」「魔法のバス」と表現されています。
 このレビューによると当時、ライブのオープニングナンバーは「若者のブルース」だったそうです。
 資料があまりなかったんでしょう、今となっては全くのデタラメもいろいろ書かれています。
 しかし、昔のレビュアーたちは、想像力が豊かだったんですね。
 「80時間に及ぶライブテープを前にピートタウンゼントは収拾がつかなくなった。愕然として予定表をみつめた彼は、次の週、リーズ大学で公演することに気づいた…」と。

 誤解しないでいただきたいのですが、私は決してそのレビューをバカにしているのではありません。
 情報なんか持たなくても、そう、このジャケットだけでもいろいろと新しいものが見えてくるんじゃないかと思ったんです。
 まだ聞いていない人は、聞く前に、このそっけないジャケットからどんなライブなのかを想像してみてください。

 素晴らしいジャケットの中からは、素晴らしいライブステージが聞こえてきます。

 

Who's Next
 これを聴いたとき、正直ぶっ飛んだ記憶がある。それまで自分の中のロックは内面のフラストレーションを炸裂させ、手当たり次第に暴発していくものと思っていた。ストーンズやツェッぺリンしてもどこか箱の中で聴いているような鬱屈感があった。
 これはそうしたロックに対するイメージを根底から覆してくれたアルバムである。聴いた瞬間に大空の下にいるイメージが沸き、何者からも開放されてしまう。もともとWHOは大好きなバンドだが、この一枚は別格である。自分の精神の世界を広げてくれるアルバムなんて、今だにめぐり合ったことなど無い。
 

 

トゥ・サイズ・オブ・ザ・ムーン(紙ジャケット仕様)
 1975年作品。録音は74年暮れでこの頃はまだまだキースは大丈夫だった。贅沢な仲間達とワイワイ愉快に作成されたであろうこの作品は彼のフーでは見られない一面が満載である。太鼓も2曲くらいしか叩いていないが、歌は全曲歌っており、これが本当に素晴らしい。インマイライフなんてオリジナルよりも説得力があるね。「四重人格」ベルボーイでの悲しげな哀れな歌い方に感心した方には泣けると思うなぁ。演奏も素晴らしくて隠れた名盤ではないでしょうか?ボーナストラックもスティーブ・クロッパーがプロデュースしていたりで、交友の深さが窺い知れる。この頃のThe Whoの「By Numbers」や晩年の「Who Are You」でのプレイを聞いて首を傾げてしまうよりもコレを聞いたほうがすっきりするかもしれない。3回聴いたけれど飽きないね、素晴らしい。

 

ロック・オペラ「トミー」 [DVD]
 1969年にザ・フーによってリリースされたアルバム「トミー」は、当時、日本ではあまり評判がよくありませんでした。
 原因は、歌詞、対訳がついていなかったため、リスナーに内容を理解されなかったことが挙げられると思います。

 私が、「トミー」を初めて聞いたのは、80年代終わりだったと思うのですが、その当時も対訳がついていなかったため、内容を把握するのに四苦八苦しました。
 特に、曲だけでは、ストーリーがよくわかりにくく、そういった点では、このビデオは大変役に立つものであります。

 ケン・ラッセル監督による、この「トミー」は、内容を忠実に再現しているだけではなく、映像としても大変楽しませてくれるものであります。
 麻薬中毒で、どん底のエリック・クラプトンや、離婚して職を失ったティナ・ターナー達が、カムバックを目指し、必死になって演技しています。
 ロック界の奇人、キース・ムーンの存在も見逃せません。

 瞬きしていると、見つけることができないフーのメンバー達は、「キッズ・アー・オールライト」では、見ることの出来ない演奏もやってくれています。
 また、ファションセンスが、全く古臭くなく、今観ても十分新しさを感じます。
 個人的には、キューブリックを思い起こさせます。

 「ロックオペラ トミー」は、全てが歌だけで進行していく、謂わばプロモーションビデオの繋ぎ合せにも見えますが、クオリティーの高い、一本の映画であり、ザ・フーの重要なオフィシャルビデオの一つとしても、重要な意味を持つものと思います。
 奥深くて、面白いです!


 

ザ・フー コンプリート・クロニクル1958-1978 ~エニウェイ・エニハウ・エニウェア
なんといっても情報量がすごい。公式に許可をもらって調べ上げた内容の徹底さには執念を感じる。その膨大な情報を全て日本語で読めるのはありがたい。2段組で細かい字で詰めて400ページの情報量を英語で読みこなせなかったファンには、待ったましたの一冊であり、このコンプリート・クロニクルが日本語になっただけでも価値あるもの。今後日本においてザ・フーのこれ以上本を望むことはできないだろう。

写真を楽しみたい人は、副読本として原書を購入してもいいと思う(安いし)。
なお、下記のレビューで「最新情報がない」と書いてあるが、訳者の後書きによると、この翻訳本は原書の改訂版の中の誤情報を著者自身の希望で修正されおり、原書よりも内容がアップデートされている。また原書にはないラジオ出演情報をまとめたリストと日本版用の著者の前書きがあった。

 

キース・ムーン 動画

Happy Jack / The Who / ザ・フー




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