![]() ライク・ア・ローリングストーン (文春文庫) |
これは栗本薫による70年代ものだ。 時代の気分というか、雰囲気といったものが必ずあって、それはその時代を経験した人たちだけでなく、どんな世代の人たちにも共通しているように思う。 そういった意味で、これは紛れもなく70年代だと思う。もっとも自分は何となくしかわからないのだけれども。 中篇3つが収められている。いずれも歌をモチーフにしたものだ。しかし、元歌を知らなくても十分楽しめる。楽しめるという言葉は、70年代にふさわしくないかもしれない。何か淀んだ重たい感じが伝わってくる、と言うべきか。 |
![]() ライク・ア・ローリングストーン―俳句少年漂流記 |
自叙伝にしいはおもしろすぎる。一気に読めた。どちらかといえば出来の悪い少年の青春にいつのまにか共感し、ストーリーに引きずり込まれてしまう。しかも作者と同世代ではないのに、だ。俳句を知らなくても面白く読めた。 |
![]() ライク・ア・ローリング・ストーン |
「ミステリー・トレイン」等で高名なグリール・マーカスの新刊です。題名から「ライク・ア・ローリング・ストーン」にのみ焦点を当てた本かと読み始めましたが、著者は「アーティストがすることの本質は、自分の人生を語り、その育ちやおこないや挫折、そして死という未知の国へあなたを連れていくことだ」と定義しつつ、ディランの置かれてきた状況を、ポール・ネルソンの「しるしを求めて、世界はディランを追いまわし、彼がたばこの吸殻を捨てるのを待った。彼がたばこを捨てると、人々はそれをふるいにかけて、意味を探した。そして恐ろしいことに、意味をみつけたのだった」という言葉で説明し、「ふるい」にかけられて残ったものや、捨て去られたものまでを検証します(これが本書の大部分を占めています。ディランの生い立ちや時代を背景として、また、後世に及ぼした影響を分析することによって掘り下げていこうとします)。そして、著者なりの「ライク・ア・ローリング・ストーン」を「ものごとに線を引き、(状況を)区別する」「できごと」だとします。結局、「『ライク・ア・ローリング・ストーン』は新しい世界の到来を約束する。あとはあなたが自分でそれをみつけるだけだ」と、読者一人一人を当事者として、その「できごと」と関わらせようとします。そんなに長い本ではありませんが、ところどころでふと内省的な気持ちにさせられ、読み切るのにある程度の時間を要求してくる本だと思います。
あと、あり得ないことだと重々承知していますが、エピローグは付録としてCDでつけてほしかったです。 |
Jimi Hendrix - Like A Rolling Stone @ Monterey Pop
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