ゴルファーズ検定

The 連打

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頭の中と世界の結婚
ラジオ放送時代からお慕いしています。今ではすっかり有名人で、歌手であったことを知らない人も多いのでは?と考えることも。
夜の果ての旅。悲しみを撃つ手。私の為に生まれてきたんじゃないなら。麒麟児の世界。僕はもう、うきうきしない。人は歌をうたいます。結ぼれ。

このうちのいくらかは小説を題材にしているようです。例えば麒麟児の世界はヘッセの「デミアン」です。さすがは愛書狂というか・・・。ちなみにジョン・レノンも含まれているようです。
歌があってこその未映子であって、そこには詩や、文字、言葉、母の存在、あらゆることがカオスに存在していて、それに立ち向かう姿勢がこの歌ではないでしょうか。

世界という殻を破り、飛び立つ。そうやって彼女は生まれようとした。
ちなみに未映子は毛根や髪が大好きです。ええ、豆知識です。

 

うちにかえろう~Free Flowers~
少し前(と言っても約3年)に、NHKのCFに使われていた曲でした。 プロジェクトXにかぶせたCFだったので、もしや「中島 みゆき」さんの新曲か?と思ってCDを探した記憶があります。
ハスキーで声量もある、実力もありそうなのに、新作が出てこないですね、ちょっと気になります。

 

ヘヴン
辛い状況にあり、何が支えとなるのか、何が支えになっていたのか?

ラストはたしかに衝撃です。
テンポも良く読みやすく感じたのですが、
軸としているものが見えず、モヤモヤと終わってしまいました。

 

そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります (講談社文庫)
2003年から2006年にかけて川上未映子さんのブログに書かれた文章が抜粋されて単行本となり、そして文庫化された本です。
今振り返れば芥川賞作家の処女作ということになりますが、ブログを書いていた当時はこのテキストたちがまさか活版印刷され装丁を施され書店に並ぶとは思っていなかったのでしょう、近作よりもより奔放で踊るような文体が痛快です。

・シルバニアファミリーの話
・ジャッキー・チェンの話

自分には、家族の思い出を描いたこの2編が群を抜いて素敵に思えました。
彼女の文章を読んでいるとしばしば、自分が小中高校生だった頃の記憶だったり感情がふわりと呼び覚まされて、「ああ久し振りにこのこと思い出した」みたいな感覚に包まれることがあるのですが、この2編を読むと、彼女が幼いころから日常の出来事を大切に織りたたんで心に収めていたことがよくわかります。
しかしながら、なんとも強烈な家庭ですが...。

「処女作にはその作家の資質の全てが込められている」
といわれますが、処女作と気負わず書かれ、図らずも世に出てしまったこの作品は、彼女の資質そのまんま、というか、彼女の頭の中そのまんまが焼き付けられており、今後の彼女の作品の種は、間違いなくこの本の中に存在するという気がしています。

 

乳と卵
 川上未映子の芥川賞受賞作「乳と卵」は、豊胸手術をしたいと切望する母と初潮を迎える時期にきて言葉を失い筆談しかしなくなった娘が、東京の語り手(母の妹)のもとを訪ねたときの模様を大阪弁を基調にしたしゃべくりで書いた物語。前作「わたくし率 イン 歯ー」でもそうだったが、文体に独特の躍動感というか運動性があり、読んでいて快い。ただ、「わたくし率」の方が、統御しきれない言葉のきらめきがあったが、今回は評価を意識してか、意図的にまとめていったという感じは否めない。その意味では、多少不満がある。もっと書きたいように書いて、それがおのずと評価に――人々に届くということに――つながるのが理想なはずである。

 豊胸手術に取りつかれたホステスである母巻子の姿は悲喜こもごもの姿といってよいが、そうした妄想から離れたところで生きられないのは多かれ少なかれどんな人間にも当てはまる。それはたんに「若く」ありたいというような簡単なことではない。どうにもついて離れぬ、自己の身体への妄想。乳首の大きさと黒ずみに悩みながら、それをどうにかしようともがく巻子は、生活が苦しいにもかかわらず豊胸手術の費用も、またその痛みをも気にするところがない。そんな言葉にならない人の思いの切なさと動かし難さを川上未映子は的確に表現している。

 娘の緑子の方は、友達たちが初潮を迎え、自分の体が成長していくことを体感しながら、そうした「大人になること」をうまくいけ入れることができず、人間など生まれてこなければいいと考える。彼女は、母にもやさしい思いを持っているが、それを話し言葉で表現する手段を失い、ただ筆談というかたちで他者とコミュニケーションをとることができるだけである。自分のなかで卵子が成熟し、生理として排出されることを、その生と死のありようを、人はどのようにして自然かつ自明なこととして受け入ることができるようになるのか。少女の思いはここでもうまく言葉にできない。緑子はそのことを母の豊胸手術への違和感として感じてもいる。クライマックスで、酔った巻子に「お母さんは、ほんまのことゆうてよ」と叫んで、玉子を自分の体に叩きつけて割るシーン、母も一緒になって自分の体に玉子を叩きつけ、そこらじゅうが玉子だらけになるシーンは、まさに成長できない卵の死んで行く姿を象徴しているが、それが同時にこの二人の新しい人生へのステップでもあるという意味で、生を象徴していもいる。そんな言葉にならない生と死のあわいで生きるしかない人間のありようが「乳と卵」の描く世界なのである。

 川上未映子は独特の感性をもった作家である。今回の大阪弁のしゃべくりでは、詳細に描写するあまり、ときに文体が弛緩している箇所があるが(たとえば生理用ナプキンを着ける場面)、つぎのような個所は全編の白眉といってもいい。

今日まだ一言も口をきかない緑子の唇のなかには、真っ赤な血がぎゅっとつまっていてうねっていて集められ、薄い粘膜一枚でそこにたっぷりと留められてある、針の本当の先端で刺したぐらいの微小な穴から、スープの中に血が一滴、二滴と落ちて、しかし緑子はそれには気づかず、白いスープのゆるい底に丸い血は溶けることなくそのまま滑り沈んでいくのに、やっぱりそれに気がつかずにその陶器の中身の全部を自分ですべて飲み干してしまう。濡れた、その薄い唇が合わさるすきまに赤い丸の輪郭がちゅるっと消えて、消えて、消えて、とやってると[……]

この表現はするどい。作者はそれを意識的に使う技量をもっているが、全体の構成のなかでその場所を的確に定めるところまでは行っていないようだ。それができたとき、川上未映子の「長編」というものを私たちは読むことができることになるだろう。

 

未映子 動画

未映子 「瞳ヴァイブレイション」




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