パタゴニア あるいは風とタンポポの物語り (集英社文庫) |
旅三昧のシーナさんとそれを待つ奥さんの一枝さんとのすれ違いを残したま ま地球の裏側南米を旅した物語。最後に荒涼とした厳しい風が柔らかな春風 に変わっていく、そんな素敵な物語です。 |
パタゴニア |
パタゴニア。チリとアルゼンチンの国境南部に拡がる広大な大地。氷河によって削られた荒々しい山肌を見せる屹立した山々。豊穣さとは無縁の風吹きすさび砂塵舞う大地。近年では多くの旅行者が訪れるようになり、荒々しい自然の魅力にあふれた土地として、日本でも有名になりました。
しかし、ブルース・チャトウインが描くパタゴニアは、テレビ、写真集、旅行ガイドといった媒体を介した私達の想像から遠く隔たっています。むしろ、彼の視線が捕らえたパタゴニアの上を、他のメディアが膜で覆ったと言った方が正しいかもしれません。 チャトウィンをパタゴニアに駆り立てたきっかけは、幼い頃に祖母の家で見たブロントザウルスの皮でした。このきっかけこそ郷愁や感傷といった感情が伴っていますが、彼の地に足を踏み入れてからの彼の旅は、郷愁や感傷が排除された、透徹した視線に支えられたものとなります。この土地で過酷な、或いは静謐さに満ちた生活を送る人々は、其処に辿り着いたというよりは、流れ着いたという人々が殆どです。不毛な土地の上で人間の本性が試され、文明による虚飾は無残に剥ぎ取られます。そういった剥き出しの人々と彼らに容赦することのない自然を、チャトウィンは透徹した視線で見つめ、静謐な文章で紙の上に記していきます。 感情に満ち溢れた紀行文という前提で読み始めると、淡々として乾いた叙述に戸惑うかもしれません。しかし、やがては、パタゴニアという大地と其処に暮らす人々の過酷な営みにおいて、表層の乾いた印象の奥深くで確かな脈動が打っていることが感じられることでしょう。ここには、善し悪しとは関係なく、安寧とした生活を送る私達とは全く異なる人間の在り方が、鮮やかに提示されているのです。 |
パタゴニア(Patagonia) M's Torrentshell Jacket [並行輸入品] |
購入時、メーカー等からアドバイスを受けましたが、身長:172cm、ウエスト:85cmならSサイズが標準との事でした。防寒目的も有ったので、重ね着も考え悩んだ末Mにしました。結果は、MでOK、Sなら小さかったと思います。腕は多少長いですが、全然、許容の範囲です。本来の使用目的は、レインウェアーなので当然かも知れませんが、見た目は薄手のカッパです。街着なら、ノースフェイスのドットショットジャケトの方が汎用性高いかも知れないと思いました。ま、好みですが・・・・。 |
Patagonia
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