プレイ・ドント・ウォーリー |
実に多才なアルバムである。ギタリストとしてのソロアルバムとして聴くとびっくりするかもしれない。一人のミュジシャンとしての才能振りがうかがえる。彼の代表作である。アレンジが生きた作品が多い。 |
スローター・オン・10th・アベニュー(紙ジャケット仕様) |
by 小宮山隆央
「僕のジェフ・ベックだ!!」と言われたミック・ロンソン ボウイがインタビューで言っていました。 ミック・ロンソンのギターは何といっても「イギリスは悲しい」といった音が現されているとしか思えません。 選曲もジェフ・ベックの影響があると思いますし、ジェフ・ベックの昔のアルバムを聞いているとそっくりさんを感じるときもあります。 ボウイの「世界を売った男」あたりのミック・ロンソンのギターはなんとも痛快、宇宙を描いているギターになっています。 そのロンソンの一作目です。 プレスリーの Love Me Tender も Slaughter on Tenth Avenue も焼き直しですが、名曲の仕上がりだと思います。 Music Is Lethal も原曲からの素朴さをイギリスで仕上げて美しい仕上げです。 嵌ると抜け出せない良さがあります。 ご注意願います。 小宮山隆央 |
ヘヴン・アンド・ハル |
1994年、Mick Ronsonのラストアルバムです。
1993年、製作の途中で、Mickはお亡くなりになられました。 未完成のアルバムを、完成させるために、 David Bowie, Joe Elliott, Ian Hunter etcのMickの仲間が集まり完成させたのが、このアルバムです。 いかにもMick Ronsonなギターリフで始まる、tr.1 しっかりMick色になった、Bob Dylanのカバー、tr.2へ流れていきます。 そして、どこを切ってもMick色な楽曲群が続きます。 特に、アコースティックでのインスト、tr.6は、どこまでも美しい。。。 そして、tr.12でのインストは、更に美しくMickのギターが歌います。。。 ラストは、フレディー・マーキュリー追悼コンサートでの 「All the Young Dudes」で幕を閉じます。 未発表曲集のような中途半端な作品ではなく、 しっかりと、Mickのギター・曲が活きた作品です。 亡き後に集まった仲間たちの愛情が、たくさん詰まって、更に素晴らしいアルバムになったと思います。 私は、このアルバムを聴くと、 「もう、Mickのギターが聴けないのか。。。(涙)」という感情と、 「たくさんの素晴らしい音楽を残してくれて、ありがとう! Mick!」という感情が、同時に沸き起こります。 「Mick Ronsonのファン」はもちろんのこと、 「David Bowieファン」、「DEF LEPPARDファン」にも聴いていただきたいです。 また、「大英帝国ロックの歴史の、大事な1ページ」がこのアルバムにあると思います。 「すべてのロックファン」に、オススメしたい音楽です。 |
Mick Ronson cover ミック ロンソン カバー
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